【発達障害】同じこと何度も聞くのは特性?〜3歳半の頃の様子
発達障害の子は、同じことを何度も聞いてくることがあるようです。
自閉症の人たちの特性と困難さ/世界自閉症啓発デー 日本実行委員会公式サイト
いち子も3歳半の頃、ちょうど発達障害の診断を受けた頃のことですが、同じことを何度も何度も何度も何度も何度も繰り返し聞いてくるという特性に悩まされていました。
当時一番多かったのが、
「今からどこ行くの?」
「保育園だよ。」と答えても、何度も何度も何度も何度も・・・同じことを聞いてきます。
保育園に着いても、「今からどこ行くの?」と。
もう、途方に暮れていました。
発達検査を受けた際に、担当の心理士さんに何度も聞いてくる理由や対処法について尋ねてみましたが、
同じ答えをもらうことで安心しているのかもしれないとか、聞くことがこだわりになっているのかもしれないとか、言葉にしたい思いがあるけれども、言葉が出ないのかもしれない、といったことを言われました。
そして、「今からどこに行くの?」と聞かれたら、「保育園だよ。今日は何の遊びをするのかな?」「今日は先生が◯◯をするって言ってたね」などと、コミュニケーションを広げるキッカケにしたら良いかもしれない、と言われました。
心理士さんからの助言を受けて、「今からどこ行くの?」と聞かれたら、他の情報を盛り込んでコミュニケーションを増やすように努力はしました。(何か聞いても答えてくれないことが多いのだけど。)
また、聞かれるより先に「今からどこに行くんだっけ?」と聞いてみたりもしました。
そして、あんまりひどいときには、「同じことを何度も聞かないよ!」と言ってみたりもしました・・・。
このように対応をしていたものの、同じことを何度も聞くという特性はしばらくなくなることはなく、「大きくなっても、このままなんだろうか?」という不安に駆られたものでした。
その後
さて、その後です。
結論から申し上げますと、同じことを何度も聞いてくることは、いつの間にかなくなっていました!
現在4歳2ヶ月になりましたが、同じことを何度も聞いてくることはほぼありません。
相変わらず
「今日は火曜日!火曜日はどこに行くの?」
と、確認はしてきますが、
「保育園だよ。」と1度答えるとそれだけで納得してくれます。
いつなくなったのかについてはハッキリと覚えていないのですが、3歳10ヶ月頃にはだいぶなくなっていたように思います。
同じことを聞いてくるピークは3歳半前後の3、4ヶ月のことだったのかなと思います。
当時は、大人になってもこのままなの?と心配しましたが、結局いち子の場合は、コミュニケーション能力が上がったことで、特性が消失した形です。
コミュニケーション力が低く、言葉が出ないことが、同じことを何度も聞いてくる理由の1つだったようです。
現在〜4歳2ヶ月時点でのコミュニケーション力
現在4歳2ヶ月。
3歳半の頃に比べると、コミュニケーション能力は格段に上がりました。
最近の会話の様子はこんな感じです。
いち子「お父さんは2階で寝てるの?」
私「そうだよ。お父さんが起きないと出かけられないね。」
いち子「じゃあ私、2階に行ってお父さんを起こしてくる!」
このように、少し前までは会話が噛み合わないことが多かったのですが、それなりに、会話ができるようになってきました。
ただ、「今日保育園で何をしたの?」と聞いても、「おもちゃで遊んだ。」で終わることが多く、「あーしてね、こーしてね、誰々ちゃんが〜してね・・・」と言った長い文章を話すことはできず、同世代の子に比べるとまだまだ未熟なのだろうなと思います。
フレーズをパターンで覚えて、コミュニケーションの幅を広げているところなのではなのかもしれません。
今後も焦らずに、いち子の成長を見守っていければと思います。
★コミュニケーション力を上げるために活用しているのが、図書館の絵本です。今後、オススメの絵本などについても取り上げていければと思います。

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