子どもの問題行動への対処法。何度言っても聞かない、癇癪を起こすetc.

かかわり方

 

 

少し前に読んだこちらの本。

発達障害に関する本の中ではかなり人気のある本ですよね。

 

 

 

 

いち子の場合は、言葉は普通に出ているタイプの自閉症スペクトラムなので、言葉を引き出す言葉かけの内容についてはそこまで参考にならなかったのですが(今後下の子のためにはなるかも)、癇癪を起こす・何度同じことを言っても聞かない、など問題行動を起こす子どもへの対応や、褒め方については具体的で分かりやすく、結構参考になりました。

 

この記事では、問題行動を起こす子どもへの対応の仕方について、この本で学んだことをまとめたいと思います。

 

 

対応を誤ると問題行動はエスカレートする

 

まず、子どもの問題行動への対応を誤ると、問題行動はエスカレートしてしまうということを知っておかなければなりません。

 

当書によると、子どもが問題行動を起こすとき、その目的は以下の4つに分けられるとのことです。

 

①要求「〜したい」

②拒否・避難「〜をやりたくない。避けたい。」

③親や周りの人から注目されたい

④感覚刺激が欲しい

 

①や②の場合、子どもの望み通りに欲しい物を与えたり、やりたくないことから解放すれば問題行動は収まります。

ただ、いつもそのような対応をしていると、欲しい物ややりたくないことがあるたびに問題行動を繰り返すようになります

 

③の場合も、注意することで子どもが注目されていると勘違いし、やはり問題行動を繰り返すことがあります。

 

 

このように、対応を誤ると子どもの問題行動はエスカレートしていくため、子どもが問題行動を繰り返さないために効果的な対応を行う必要があります。

 

 

子どもの問題行動への対応7点

 

当書では、問題行動への対応として、以下の7つの方法が紹介されていました。

 

 

代替行動を提示し、適切な行動に導く

感覚刺激が欲しくて、周りの物を手当たり次第に叩き続ける行動に対しては、「これを叩こうね」と、太鼓やタンバリンを渡してみる。

他の物を叩く行動が止まったら、「それで良いよ。上手にたたけたね。」と褒めて強化する。

→問題行動と同時にはできない行動に誘導するのがポイント!

 

子どもの癇癪を鎮める方法としては、カウント法が紹介されていました。

①子どもに寄り添い、呼吸に合わせて体をトントンとゆったりたたく、②もう片方の手の指で、子どもの目の前に数字を示しながら「1、2、3・・・」とカウント。

こうすることで、子どもは数に意識が向くので、気持ちを鎮めるのに効果的とのことです。

 

問題行動はスルーし、ほめて消去する。

 

注目されたくて、何度も問題行動を起こす場合もあります。

この場合は、注意すると逆効果になるため、問題行動はスルーし、できた瞬間にすかさず褒めることが大切です。

こまめに褒め続けることで、良い行動が強化され、持続します。

 

例)注目されたくて席を立つ→放置→仕方なく席に戻った瞬間に「席に座れて偉いね」と褒める→こまめに褒め続ける

 

ごほうびを提示して、交渉する

 

例えば、何度言っても子どもが勉強しないとき、「勉強をやってからゲームをしようね」などと、ご褒美を提示することで適切な行動へと導きます。

交渉のポイントは、ご褒美は必ず適切な行動の後に与えるということ。

さらに、「飴あげるから、静かにしてね」といった声かけだと、ご褒美がないと行動しない子になる恐れがあるため、「大人しくなったら、飴をあげようね」といった具合に、やるべきことが先、ご褒美は後、という言葉かけにすることが大切です。

 

子どもに選択肢を示し、自分で学ばせる

 

言っても行動しようとしない子どもも、やるべきことを2つ提示し、子ども自身に選ばせると、自分の意見が通ったという満足感が得られ、行動に移す確率が高くなります。

 

例)部屋を片付けない子どもには・・・

・絵本を片付ける?ブロックを片付ける?

 

例)着替えようとしない子どもには・・・

・どっちの服にする?

 

トークンを活用し、困った行動を自制させる

 

シールやスタンプを集めて商品や割引券と交換するトークンシステムを活用することで、子どもを適切な行動に導くという方法もあります。

コツとしては、最初はシールが1枚たまったら、すぐにご褒美を与え、シールを集めてご褒美をもらう達成感を味合わせたら、ご褒美までに集めなければならないシールの数を徐々に増やしていくということ。

最終的な目標を確認するにこまめな言葉かけをし、課題が達成できなくても怒らないことも大切です(自信ややる気をなくしてしまうため)。

 

タイムアウトで親も子もクールダウンする

 

手当たり次第物を投げるなど、子どもが許しがたい行動をしたときは、別室に連れて行く、親が別室に行くなど、一定時間自由を奪うタイムアウトという方法があります。

子どもの気持ちを落ち着かせ、親も冷静になることができます。罰を与えることが目的ではありません!

 

タイムアウトを実行する時間は、年齢1歳につき1分を目安に。

「今度暴力を振るったらタイムアウトをします」などと、事前に宣言しておき、実際に暴力をふるったら「暴力をふるったのでタイムアウトします」と冷静に告げて、実行することが大切です。(感情的にならないように)

そして、子どもが落ち着いたら、頭をなでたり、「落ち着けたね」ち声をかけたりします。

また、頻繁にタイムアウトを実行すると効果が薄れるので、どうしても許しがたい行為に限定することも大切です。

 

事前に警告し、破ったらペナルティを与える

 

許しがたい行動へのもう1つの対処法が、これ。

子どもが許しがたい行動を何度も繰り返す場合は、事前に警告し、破ったらペナルティを与えるという対処法です。

 

ポイントは、子どものやりたいことや好きなものを取り上げるということ。そして、ペナルティを与えるのは短期間に留めること。長くても1日が目安です。反発が強いときは、タイマーを利用して短時間から始めるのも手です。

また、ペナルティばかりだと親への反発心も生まれてしまうため、このような対応を取る場合は、前提として、ふれあい遊びなどを通して良い親子関係を築いていることも大切です。

 

 

本の紹介されていた7つの対処法については、以上です。

 

 

まとめ&感想

 

本で学んだ、子どもの問題行動への7つの対処法についてまとめました。

おさらいをすると、以下の7点でした。

 

代替行動を提示する

②問題行動はスルーし、ほめて消去する

ご褒美を提示して交渉する

子どもに選択肢を示して自分で選ばせる

トークンを活用して困った行動を自制させる

タイムアウトで親子でクールダウンする

事前に警告し、破ったらペナルティを与える

 

上記のうち、①②③④⑥は簡単に取り入れられる対応だったかと思います。日頃から意識していきたいです。

 

⑤のトークンに関しては、気軽にできる感じでもないですし、やり方によってはご褒美がないと動かなくなってしまったりしそうなので、慎重にやるべきなのかな、と。(そもそもトイレトレーニングのご褒美シールは、効果がなかった!やり方が悪かったのか?)

本当に本人のためになることであれば、取り入れても良いのかなと思いました。

 

⑦のペナルティについては、親子仲が険悪になってしまったり、あまり効果がなくなったり・・・といったこともありそうなので、やるとしても慎重にやるべきなのかなぁと感じました。本当に困っている行動については、検討しようかと思います。

 

 

 

こちらの本には、他にも発達障害児への言葉かけやかかわり方に関して、参考になることがいろいろと書かれていました。

他の大切なポイントについても、またまとめたいと思います。

 

 

 

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